「今シーズンは新品のゴーグルを使うのが楽しみだ!」と思っていざ、ゲレンデで使って見ると、数時間もしないうちに曇ってしまったなんて経験ありませんか?
レンズが曇ってしまうと「あのメーカーは曇るからだめ」なんて思ってしまいますよね。しかし、曇ってしまう原因はレンズの質ではないかもしれません。
そこで本記事では、レンズが曇ってしまう原因を解消したい人のために、なぜスノボゴーグルが曇るのか?そして、新品なのになぜすぐ曇るのかについてお話していきます!
- スノボゴーグルが曇ってしまう
- 新品なのにすぐに曇るので困っている
- 曇りづらいゴーグルを探している
結論:曇らないゴーグルはない

結論からいてしまえば、全く曇らないゴーグルはありません!たとえ新品であっても、気温状況やあなたの行動によってはすぐに曇ってしまいます。
私も初心者のころはすぐにレンズが曇ってしまうため、ムラスポへいって「曇らないゴーグルをください」なんて言っていました。
しかし、そのとき仲の良かった店員さんが「使い方を見直した方がいいかもね」なんて言っていたのを覚えています。
それではもう少し具体的に曇る原因をご紹介していきますね。
スノボゴーグルが曇る原因
スノボゴーグルが曇る原因は大抵自分自身にあります。というと「大切に保管しているよ!」なんて思うかもしれませんが、実は保管方法だけが曇りの原因ではありません。
下記で詳しくみていきましょう。
ゴーグルに水分が残っている

新品や古いゴーグルに限らず曇ってしまうのは、大抵ゴーグルに水分が残っているからです。この、水分ですが、見た目ではわかりません。
それは、肌を密着させる部分のスポンジに水滴が残っている状態だから。
このスポンジ部分の水滴が肌の体温で温められ、外気との気温差によって曇るわけです。
つまり、転んだときにスポンジ部分に雪が付着してしまえば、新品のゴーグルだろうが同じ現象になります。
ちなみに、汗っかきの人は自身の汗がスポンジに染み込んで曇るケースもあるので覚えておきましょう。
レンズの曇り止め加工を取ってしまった
ゴーグルのレンズを拭くとき、ウェアの袖などで拭いていませんか?実はそれをやってしまうと、どんどん元々の曇り止め加工を剥いでしまいます。
私も初心者のころ「袖で拭いたらだめだよ」と注意されました。
それからは常にウェアの内ポケットにゴーグル拭き用のフキンを入れています。
息が入り込んでいる

フェイスマスクをしている人なんかだと、鼻まで覆うためにゴーグルで挟みこむ人がいますよね。
しかし、フェイスマスクをゴーグルで挟んでしまうと、自分の息がダイレクトにゴーグル内へ入ってしまうため曇る原因になります。
スノボゴーグルが曇ると思ったら、フェイスマスクを挟まないようにするか、通気性の良いものに変えてみるのもいいですよ。
スノボゴーグルを曇りづらくする方法

スノボゴーグルを上手に使えばどんなものでも曇りづらくなります。そのため「コスパやデザインはこっちの方がいいけど、曇りづらさを考えたら高い方だな~」なんて悩む必要もありません!
そんなスノボゴーグルを曇りづらくする方法をご紹介しますね。
ゴーグルを乾かす
曇りづらくする方法で一番重要なのはしっかりゴーグルを乾かすことでしょう。
たとえば、スノーボードが終わってゴーグルを車やバッグの中に入れっぱなしにしておくと、なかなかスポンジの水が蒸発してくれません。
すると、次回滑るときに自分の体温によってゴーグルが曇ってしまいます。
また、レンズが傷つかないようにすぐケースにしまう人がいますが、この場合は家に帰ってから外に出してしっかり乾かしましょう。
レンズは専用のフキンで拭く
スノーボードで転んで顔面に雪をくらってしまったとき、同時にゴーグルも雪だらけになると思います。
そんなとき、つい袖で拭いてしまいますが、しっかり専用のフキンを常備して拭くようにしましょう。そうしないと、袖でゴーグルの加工が削られてしまいます。
確かに転んだ直後は恥ずかしさからすぐに立ち去りたい気持ちも分かりますが、正直転んだ人を見ているなんて初心者同士くらいなものです。
みんな同じくらいのレベルしか見ていないので、恥ずかしがる必要はありません。それよりも数万円のゴーグルを大切にしてあげましょう!
おまけ:シングルレンズ&ダブルレンズはどっちがいい?

スノーボードのレンズにはシングルレンズとダブルレンズがありますが、どちらがいいのかよく分かりませんよね。
確かにダブルレンズの方が画期的な気もしますが、買い替えるならシングルレンズでもいい気がします。
そんなあなたが気になるのは、性能面ではないでしょうか?というよりも、ダブルレンズの方が曇りづらいから買っている人が多いでしょう。
そんなシングルレンズとダブルレンズ、結果どっちがいいのかお話しますね。
結果:どちらでもいい
シングルレンズとダブルレンズですが、正直曇りづらさでいえばどちらでもいいです。ダブルレンズでも曇る人は曇りますし、シングルでも曇らない人は曇りません。
実際私はシングルレンズですが、ゴーグルを乾かさなかった日以外は曇らずに使い続けています。
しかも友人インストラクターからのおさがりなので、ゴーグルの使用歴でいえば5年以上!
そう考えれば、見えれば何でもいいといっても過言ではないでしょう。あとは個人的な見た目の良さなどで判断するのがいいと思います。
ダサいゴーグルなんて被っているだけで恥ずかしいですし、テンションも上がりませんからね!
スノボゴーグルに関するQ&A

スノボゴーグルが曇る原因について触れてきましたが、まだまだ知りたい疑問があるのではないでしょうか?
たとえば、安物のゴーグルでもいいのかどうかなど…。
その辺りの細かいQ&Aに回答していくので、参考にしてくださいね。
Amazonなどに売られている安物ゴーグルじゃだめですか?
安物ゴーグルでも視界が確保できているなら問題ありません。最近では3,000円程度のゴーグルでも、使い方によっては2年以上使えます。
それに、デザイン性も抜群。
では高いゴーグルになんのメリットがあるのかといえば、大好きなブランドを使っているといった気持ちでしょう。
例えばオークリーなんかを使っていれば、安定的にいいね!となります。
高いゴーグルの方が優れている?

前述したように、高いゴーグルは大体ブランド料金です。正直、デザインやちょっとした見えやすさ以外はどのブランドもそこまで大差ありません。
あと使っている素材なんかも影響しているかもしれませんね。
しかし最近では安くても問題ないものが増えてきています。
思い入れのあるブランドや「絶対にこのブランドがいい!」などがないなら、コスト面やデザイン性で選んでしまって問題ありません。
曇り止めを使ってもレンズが曇ります。
そもそもメーカーによって加工技術が異なっていたりするので、曇り止めが全く効かない場合があります。
このような場合、前述したようにゴーグルを乾かしてもだめなら買い替えるしかないでしょう。
フィット感は重要ですか?
正直フィット感に大差はありません。それよりも、ゴーグルの種類による視界の広さなどを重視した方がいいです。
曇りづらいものを選ぶためにフィット感で選ぼうとしているなら、あまり意味がないといってもいいでしょう。なぜならフィットしてもしていなくても、水分があれば気温差で曇るからです。
それに、フィット感は割とどうにかなりますが、デザインは気に入ったものしかありません。「なんとなくこっちの方がフィットするかな…」といってカッコいいデザインを諦めるくらいなら、気に入った方を選んだ方が絶対に後悔しないですよ!
まとめ
ゴーグルの曇りはレンズだけの問題ではなく、自分自身の行動にもあります。そのため、曇るからといってすぐ買い替えるのではなく、水分が残っていないかなどを確認してみましょう!
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