「カービングターンやりたいけど、どんなボードを選べばいいか分からない」と悩んでいませんか?カービング自体はどんなボードでもできますが、本気でやるならカービングに集中した板を選びたいですよね。
しかし、世の中にはたくさんの板が溢れているため、実際どれが自分に合っているのか決めるのは難しいです。上手い人が乗っている板が、初心者のあなたに合っているとも限りませんよね。
そこで本記事では、初心者の方におすすめしたいカービング向けボードとメーカー5選を紹介!カービングに向いている板が分からない方はもちろん、カービング系の板を出しているのはどんなメーカーがあるのか知りたい方もぜひご覧ください。
カービングターンに向いている板とは?
カービングターンに向いている板は硬くて長めのボードです。カービングターンは高速域に達するものなので、柔らかいと板がバタついて安定しませんし、短くてもカービングターンが安定しません。
とはいっても、長すぎたり自分で操作できないほど硬い板は危険です。急ブレーキかけられずに人に突っ込んだりモノに突っ込んだりします。
その辺りを考えて、今の自分に最適な硬さと長さの板を選びましょう。
カービング用ボードの選び方
硬くて長めといっても、どの程度の長さや硬さがいいのか分かりませんよね。そこでここからは、具体的な選び方を解説していきます。
サイズは平均より長め
カービングボードは高速域の安定性を保つために、平均より長めの板を選びます。目安としては、自分の身長より-10~-5㎝程度でしょう。
ただ、初心者の場合はあまりにも長い板だと操作できないので、今までより若干長い程度でいいかもしれません。
実際私が初めて乗ったF2と呼ばれるメーカーのハンマーボードは、当時の私には扱えない代物だったので、ヒールターンでエッジが食いすぎて何回か木に突っ込みました…。笑
硬めのボードで安定性UP
長さと同じように、ボードの硬さもカービングには大切です。なぜなら、高速域になったとき、柔らかいボードだと板がバタついて負担が大きいため。
初心者だと余計バタつきやすいので、正直長さよりも重視したいポイントですね。
しかし、購入してから「もう少し強度が欲しかったな…」と思うこともあるでしょう。そんなときは、カービングプレートと呼ばれるアイテムを使う手段もあります。
カービングプレートは足場を安定させてくれるので、カービング初心者が上達するうえでも使って損はないアイテムですし、上級者でも高速カービングをするためや、単純にドラグ解消として使っている人は多いです。
見た目も大切
あまり触れられないポイントですが、見た目も気に入るボードを探しましょう。性能で選びたいのは分かりますが、いくら性能が良くても「かっこいい!」「かわいい!」と思えるボードでないと、モチベーションが上がりません。
正直、乗っていれば板の性能に身体が慣れます。初めから気に入ったボードに乗っていれば、そのボードで上達できるので一石二鳥です。ちょっと自分には早いかなと思っても、乗ってみると以外に最短距離で上達できることもあります。
おすすめのメーカー&板5選!
カービングボードを購入するとき、大体有名なメーカーから選んでしまいますが、実は性能がいいのにくすぶっているメーカーもたくさんあります。
そこでここからは、有名なメーカーも取り上げつつ、ニッチなメーカーやボードも紹介。本当にあなたに合うボードを見つけるために参考にしてみてください!
オガサカ CTシリーズ
国産メーカーの中で最も知名度のあるメーカーといえばオガサカでしょう。トリックからパウダーまであらゆる性能のボードを手掛けています。
しかし、オガサカといえばカービングボードのイメージが強いのも事実。実際イメージビデオはカービングを全面に押し出していますし、抱えているライダーもテクニカルからレースまでカービングシーンを牽引する方々ばかりです。
そんなオガサカが提供するボードの中でも、初心者向けといえるのが「CT」と呼ばれるシリーズ。通常のCTから、グレードの上がった「CT-IZ」や「CT-S」などがあります。
CTはエッジで滑れるようになってきたカービング初心者から、ラントリもしたい方まで乗れるボードなので、迷ったらCTを選ぶのが無難といっても過言ではありません。
最近ではCTシリーズで最も硬いと言われる、CT-Sに乗っている女性もたくさん見かけます。
GRAY デスペラード
GRAYは最近のテクニカルカービングシーンでたくさんの人が使っているボードメーカーです。実はグラトリでも人気があって、たくさんの有名ライダーを抱えています。
その中でも「カービングを本気でやりたい!」と思い始めた初心者におすすめなのが「デスペラード」と呼ばれるモデルです。
デスペラードは簡単にいうとオートマチックな板で、初心者でも何も考えずにエグいカービングができます。その代わり、向上心がないと他の板に乗れなくなるデメリットも…。
ただ、初心者がカービングのきっかけを掴むにはとてもいい板です。慣れてきたら、上位モデルの「tic」などもあります。本当に上手い人が乗るとエグいカービングをしながらスピード感も出せる素晴らしい板です。
最近はさらにエントリー向けのディライトと呼ばれるモデルが販売されています。初心者はもちろん、ラントリ好きな方にもおすすめ。大会でも表彰台にあがれるレベルで、長く付き合える板です。
OJK JUSHI
OJKspecialsnowboardsは最近のカービングシーンでOJKプレートを流行らせた会社です。どちらかといえばプレートに力を入れているようですが、実はカービング向けに何枚かボードも販売しています。
その中でも、初心者におすすめなのは「JSHI」と呼ばれるモデル。キッカーやトリックにも対応していながら、カービングも難なくこなせるオールラウンドな一枚です。
セミハンマーの「shark7」と呼ばれるモデルもありますが、カービング初心者ならJUSHIの方がいいでしょう。フレックス自体はshark7と変わらないので、高速時の安定性は抜群。
また、OJKプレートとの組み合わせも最高。ボードのポップな柄とプレートのカラフルさが相まって、ゲレンデで映えること間違いなし。
最近は公式オンラインショップが開設されているので、メーカーから直接購入できる可能性があります。
MOSS KING
数々のトップライダーを抱えるMOSS。カービングシーンでは有名なメーカーですが、カービング初心者だとあまり知り得ないギリギリのラインにいるメーカーですよね。
そんなMOSSが提供するボードの中でも、初心者におすすなのが「KING」というモデルです。MOSSの中で最も何でもできるボードといえるモデルで、カービングはもちろん、キッカー、パウダー、クロスまでこなせます。
事実、テクニカルカービングの大会ではKINGに乗っている人をちらほら見かけますね。女性用のKINGも販売されているので、女性が使用しているケースも多いです。
elan. プロディジー
elan.は黒ベースのクールなボードを販売しているイメージが強いメーカーです。ラウンドボードが多いですが、実はハンマーボードも出しています。
そんなelan.でおすすめしたいのが「プロディジー」です。「一本で何でもこなせるボード」をコンセプトにしているようで、カービングはもちろん快適なフリーライドを楽しめますよ。
そのため、「カービングをしながら山を縦横無尽に遊び尽くしたい」と思っている方に向いています。
料金もカービング系としては入手しやすい設定なので、費用を抑えて良い物を買いたいと思っているなら断然おすすめ。
もっと本気でカービングだけをやりたいのであれば「ブラックアウト」と呼ばれるハンマーがあるので、そちらを試してみてもいいでしょう。
また、elan.ではカービングボードには珍しく、女性向けの「リールミー」と呼ばれる板を販売しています。女の子過ぎるボードが苦手な方や、クールな女性用カービングボードを探しているならおすすめです。
まとめ
カービングターンを始めるなら、初心者用のボードからカービング用ボードに乗り換えるのがおすすめです。初心者用のボードは扱いやすくなっているので、基本柔らかいものばかり。
カービングターンのようにスピードを出すなら、絶対硬くて長めの板に乗った方がいいでしょう。カービング用ボードに乗り換えたときのカービングのしやすさには絶対驚くはず!
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