スノボのオフトレって何をすればいいの?と思っている人は少なからずいるでしょう。特にカービングにおいてはスケートボードくらいしか思い当たるものがない人も多いはず。
そこで本記事では、どんなオフトレがあるのか知りたい人のために、カービングにおすすめのオフトレや具体的なアイテムを紹介していきます。それだけでなく、そもそもスノボオフトレに効果的なものの考え方についても紹介。
本記事を読めば、具体的なオフトレが分かるだけでなく、自分でも最適なオフトレを探すヒントが得られるはずです。
そもそもスノボのオフトレに効果的なものとは?
オフトレといってもそのバリエーションはさまざまです。正直、どんなスポーツでも身体を動かしていればオフトレたり得ると思います。私は夏場農業をしていますが、足腰をかなり使うためそれだけでオフの効果を実感しているほど。しかし、人それぞれ環境は異なるので、スノボのオフトレに効果的なものをザックリ紹介していきますね。
足腰や腹筋を鍛えられるトレーニング
スノーボードは全身運動なので、普段日常生活で使わない筋肉を多く使います。初めてスノボをした次の日、腹筋や足腰に筋肉痛を感じた人も多いでしょう。転んだ回数が多ければ、腕にも疲労や筋肉痛を感じた人がいるかもしれません。それくらい全身の筋肉を使うのがスノーボードです。
中でも直接的に使っている足腰の筋肉は1回のスノーボードでかなり酷使する部分。そのためこれらの筋肉を重点的に鍛えるだけで十分オフトレになります。
体幹を養えるトレーニング
体幹とは頭や手足を除く胴体部分とされています。つまり腹筋や背筋周りのこと。よくインナーマッスルと混同されますが、インナーマッスルは筋肉の深層部分のことです。つまり、胴体部分だけでなく全ての筋肉にインナーマッスルは存在しています。
体幹を鍛えることで姿勢を維持したり体の動きをスムーズにしたりといった効果が得られるため、スノーボードのカービングにおいても重要な役割を果たしています。例えばニュートラルポジションの維持やリカバリー時の対応力には体幹が機能していると言えるでしょう。
体力をつけられるトレーニング
スノーボードは筋肉を使う分体力も多く使います。リフトに乗っている時間が多いため、計算上は多くのカロリーを消費していませんが、瞬発的な体力消費は激しいといえるでしょう。
せっかくディズニーランド並みのお金を出してリフト券を購入しているのに休んでばかりではもったいないですよね。そのため、少しでも長く滑れるように体力をつけておくのはおすすめです。
重心の位置を把握するトレーニング
スノボのカービングにおいて重心の位置を把握できる能力は大きなメリットになります。というのも、スポーツ経験がない人やバランス系のスポーツをしたことがない人は、自分の重心がどこにあるのか分からないため、ニュートラルポジション一つとってもあべこべな位置に乗っている人が多いからです。
滑っている最中でも自分の重心位置が分かれば「今前に乗りすぎている」「後ろに乗りすぎている」といった情報が分かるため、バーンや斜度変化に対しても対応しやすくなります。
オフトレをした方がいい人
シーズンインしてしまうと基本的な部分をおろそかにしがち、というより滑るのが楽しくて中々基礎トレーニングを積んでいる時間がないですよね。そこで滑れない期間を有効的に使って、シーズンインしてからでは集中して鍛えられない部分をトレーニングしておくのがおすすめです。
筋力が弱い人
やはり筋力が少ないと感じる人はオフトレの効果を大きく実感できると思います。特に女性はお腹周りの筋力が少ないと言われているため、重点的に鍛えることでカービング時の安定性を得られる可能性が高いです。
体力がもたない人
前述したとおり、体力が少ないと滑る時間が少なくなるため、その分上達も遅くなってしまいます。一回一回の滑りに集中できるよう体力トレーニングを積んでおくのはおすすめです。
バランス感覚を養いたい人
カービングはバランスを問われるスポーツなので、バランス感覚が弱いと感じる人はオフトレで重点的に鍛えておくと良いでしょう。いざシーズンインしてしまうと中々集中して鍛えられないので、前もってトレーニングを積んでおくと効果を実感しやすいかもしれません。
カービングターンにおすすめのオフトレ
スノボのオフトレにはさまざまな方法があります。どんなスポーツも一定の効果があると思いますが、ここではカービングターンのオフトレに絞って4つ紹介していきましょう。自宅で行いやすいものもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スケートボード(ロングボードやクルーザー)
スノボのオフトレとして定番なのはやはりスケートボードでしょう。しかし、スケートボードにもさまざまな種類があります。中でもカービングにおすすめなのはロングボードやクルーザーと呼ばれる類いのもの。最近ではcarverやYOWと呼ばれるスケートボードが流行っている印象です。
トリック向けのストリートボードとは違い、ターンを楽しめるのが大きな魅力。クルーザーならロングボードと違って取り回しもよく、ちょっとした移動手段としても使えます。スケートボードは重心位置や体幹を鍛えられるので、手軽に楽しくオフトレしたい人におすすめです。
バランスボード
バランスボードは自宅で手軽に体幹を鍛えられるアイテムです。筒の上にボードを置いてその上に乗り、バランスをとる練習をします。それだけでなく、腕立て伏せや筒だけの状態で乗って、転がしながら前進してみるなど使い方のバリエーションも豊富です。オフトレはしたいけど、わざわざ場所を見つけるのは厳しいと思う人や自宅で簡単にやりたいと思う人におすすめ。
SUP(サップ)
SUPはパドルを使ってサーフボードの大きいバージョンのようなボードに乗るアクティビティです。SUPもスノーボーダー、特にカービングをする人がオフトレとして楽しんでいる印象があります。手軽にできるものではありませんが、スノボのように夏もレジャーで一つ趣味を持ちたいと思っている人にはおすすめでしょう。
サマーゲレンデ
カービングターンで最も効果があるオフトレといえばサマーゲレンデ一択だと思います。というのも、サマーゲレンデは名前の通り、通常のスノーボードと同じアイテムを使って滑れるからです。マットの種類によって感覚は異なりますが、中でもピスラボはもっとも雪に近い感覚を味わえるとして、多くのカービンガーがオフトレに行っています。私も一時期オフトレとしてピスラボに通っていました。手軽に行えるものではないため、どうしても冬に近い形で滑りたい!と思う人におすすめです。
転ぶと痛いどころではないので、お尻のプロテクターがあると安心。
まとめ
スノーボードのオフトレといってもさまざまな種類があります。今自分に何が足りていないのかを考えて最適なオフトレを選ぶのが上達への近道です。ただし、楽しめないと意味がないので楽しく継続してトレーニングできるものを選びましょう。
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