OJKプレートといえば、ドラグダケや01、最近だとCP03でご存じの方が多いでしょう。そんなOJKですが、実はボードの方が先に販売されていたのを知らない人もいるはず。
それもそのはず、OJKボードは通常のショップでは中々お目にかかれないレアボードですし、見つけても乗り味が分からず手を出せないと感じている人もいるのでは?
しかし、OJKボードは国産もさることながら、他の有名ブランドに負けない実力を持っているため、知らないのは絶対に損。
そこで本記事では、OJKのフリースタイルボードを全て紹介!さらに、おすすめプレートとの相性についてもお話していくので、少しでもOJKについて気になっている人は、ぜひ最後までお読みください。
OJK Special Snowboardsとは?|カービングを極める国産ブランドの哲学

OJK Special Snowboardsは群馬県富岡市にあるスノーボードブランドです。デモプロである岡田幸義社長が立ち上げたブランドで、アルペンやメタルセミハンマーなど、カービングに強いボードを販売しています。
なぜOJKの板はカービングに強いのか?
OJKはプレートしかり、他のブランドにはないボードの視点を持っています。まずはOJKの板がなぜカービングに強いのか知っておきましょう。
デモプロ自ら開発・改良
OJKのボードはデモプロでもある社長が自ら設計し、テストを重ねています。そのため、レースでも活躍できる高性能さが魅力。
他のブランドにはないボード性能
OJKのボードは他のブランドが採用していないような面白い性能が特徴です。例えば、アイアンエッジを採用したりメタルのラウンドボードがあったりと、OJKでしか感じられない性能があります。
OJKスノーボードのフリースタイルボード5選【詳細レビュー】
ここからは、OJKから販売されているフリースタイルボードに絞って紹介していきます。OJKでは面白いボードがいくつもあるので、下記で確認していきましょう。
shark7|シーンを選ばないカービング性能

OJK shark7はウッドのセミハンマーボードです。ハンマーよりも扱いやすく、抜け感とグリップ感が病みつきになる一枚。ちなみにサメのアイコンの口から尻尾にかけて「shark7」と入っているのがカワイイですね。
大きな特徴としては、最新モデルからアイアンエッジを採用しているところでしょう。スチールと違い、ターンの導入から切れ込む深いグリップを味わえます。特に中盤の安定感は他のボードでは出せないといっても過言ではないほど異常。それが魅力。
silver shark|アルパインの如く鋭い切れ味

ノーマルshark7をベースに、ダブルメタルデッキを採用したのがシルバーシャークです。個人的にいうと、サメのアイコンとカラーが相まってカッコよさとカワイさを兼ね備えたグラフィックが好きです。
性能面でいえば、ダブルデッキを搭載している分とにかく硬い。しかし、乗りこなせたときの安定感とスピードはシルバーシャークでしか出せないでしょう。フリースタイルでありながら、アルペンさながらの威力を発揮します。
JUSHI|何でもこなすオールラウンダー

shark7と同じレベルのフレックスに設定された、ラウンド形状のボードがJUSHIです。
ラウンド形状なので、shark7よりはグリップ力に欠けるものの、その分あらゆるシーンでの走破性が特徴。特にフリーランではあらゆる状況で楽しさを引き出してくれるため、これ一本あれば1日滑り倒せるのが魅力です。
EEN|ラウンドでは珍しいダブルメタル

JUSHIの形状をベースにダブルメタルデッキを採用した、ラウンドボードとしては珍しいメタルボードです。
メタルを採用しているため、高いカービング性能が特徴。少しクセがありますが、個人的にカービングだけで考えるなら、OJKで一番乗りやすいと思っています。
メタルが入っているので縦落ち系のスピード感あふれる板なのかと思いきや、ギュンギュンにグリップしてくれて、いつまでもエッジを入れときたくなるセクシーなボード。
TRICK Master|トリック特化のツインチップ

OJK唯一ともいえるグラトリボードがTRICK Masterです。OJKとしてはウエストが太く設定されており、最もフレックスが柔らかいため、メロウなトリックを行うのに向いています。
カービング性能は弱いものの、フリーラン、パーク、グラトリと、トリック系が好きな人なら選びたいボードです。
OJKスノーボードはどんなカービングスタイルにおすすめ?【タイプ別解説】

OJKの板の特徴が分かったところで、実際どんなスタイルにどの板が合うのか紹介していきます。下記を参考にしながら自分に合う板を見つけてみてください。
鋭いカービングを刻みたいなら…
カービングメインで考えているなら、やはりshark7もしくはsilver shark、またはEENがおすすめです。なんといってもIRONエッジなので、ハードなバーンでも負けません。かといってシャバ雪が滑れないわけではなく、むしろゴリゴリにカーブできるので気持ちいいです。
人によってはIRONエッジは錆びやすいから嫌だなと思うかもしれませんが、滑走後の水滴ふき取りを心がければ気になりません。というより、正直1本滑れば錆は取れるので問題ないでしょう。
また、EENはラウンドでありながらダブルメタル搭載なので、ハンマー系の板に負けないゴリゴリのカーブができます。
ラントリやフリーランをしたいなら…
ラントリやフリーランにおすすめなのは、JUSHIやshark7です。特にJUSHIはパウダーからパークまでオールマウンテンに楽しめるボードとなっており、コンディションや一緒に滑る相手を選ばないため、とりあえず1本持っておくと安心感があります。
ちなみに、グラトリボードとしては少しフレックスが硬めなので、バター系トリックなどをしたいならあまりおすすめではありません。
グラトリやジブをやりたいなら…
グラトリやジブメインで遊びたいなら、断然トリックマスターがおすすめです。他の板に比べてウエストが太いため、トリックをするときの安定性が抜群。また、フレックスも最も柔らかく、グラトリ初心者でもノーリー系オーリー系バター系など、新しいトリックにどんどん挑戦しやすくなっています。
【検証】OJKボード×OJKプレートの相乗効果は?|最強の組み合わせを徹底考察

OJKプレートは、テストをOJKのボードで行っているため、最も互換性がいい組み合わせです。その中でも、それぞれの板に合ったプレートが存在するので紹介していきましょう。
shark7 + CP03ハーフ or CP04ハード
shark7にはCP03ハーフか、CP04ハードがおすすめです。
CP03ハーフに関しては、グリップ力を上げたい、深いターンがしたい、ハードなバーンでの安定性が欲しいといったときに効果が高いです。通常の03でもいいのですが、shark7自体がそんなにトーションを使いにくい板ではないため、少しモッタリしてしまうのと、乗りすぎてしまうため候補から外しました。
CP04ハードは抜けを良くして素早い切り替えがしたい、グリップ感を上げたい、フレックスを強化したいときに効果的です。03系がギュイーンとカーブするイメージなら、04はスパンと切れていくイメージがあります。
silver shark + CP03
silver sharkに合わせるなら圧倒的にCP03です。そもそもCP03には、トーションを扱いやすくする効果があるため、ダブルメタルなど硬い板との相性は抜群。
CP03を使うことでダブルメタルの効果を最大限引き出すことができ、縦落ちすぎず安定感とグリップ感のあるライディングができるようになります。
EEN + CP04ミドル&ハード or モーションアシスト
EENにおすすめなのはCP04とモーションアシストです。
CP04の場合最もおすすめなのはミドルですが、ジャガイモバーンのときはハードの方が安定感はあります。ミドルを使うことでEENに足りない鋭さを増すことができ、正直ハンマーより調子がいいといっても過言ではないレベルに。
モーションアシストを選んだ理由としては、ラウンドのモッタリ感を解消して、より次のターンへ繋げやすくしてくれると感じたためです。03系だと正直やりすぎになるため、選びませんでした。
JUSHI + ドラグダケ or CP04ミドル&ハード
JUSHIに合わせるならCP04系かドラグダケでしょう。JUSHIの場合、ターンメインなら04、フリーランならドラグダケがおすすめです。
04を合わせることでターンメインとして使うには弱いフレックスの強化をしてくれるだけでなく、そもそもセンターを押すような働きがあるため、切り替えからピークにかけての隙がなくなります。また、コブなどにも合わせやすくなるので、よりオールラウンダーな板になるでしょう。
フリーランではドラグダケを合わせることで、頻繁に変わる状況や地形、フラットなバーンで遊べるレベルが上がります。また、パウダーでの浮遊感アップ効果もあるとのことで、シーンを選ばない使い方ができるのは魅力。
トリックマスター + モーションアシスト
トリックマスターにはモーションアシストおすすめです。というのも、トリックマスターはトリックメインで使いたいため、あまり重くするのは得策ではないからです。
モーションアシストを入れることで軸が安定し、初心者でもバター系トリックやノーリーなどが打ちやすくなります。
OJKボードを購入できる場所は?
OJKボードはOJKの公式Webショップで購入可能です。プレートとのセット割なども行っているため、プレートとボードをお得に購入したいなら公式ショップがおすすめ。
また、当ブログのWebショップでも、Webショップのメッセージからご連絡いただくことで販売可能です。
プレートも常に販売しているので、気になる方はぜひアクセスしてみてください。
まとめ
OJKプレートのボードはあまり知られていないものの、知る人ぞ知る名ボードになっています。実は気になっていた人や、他の人とは被りたくないと思っているなら、ぜひ本記事を参考にしてOJKボードに乗ってみてくださいね。
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